How to Rec.
    これからオリジナル曲を作ってみようかな?と思ってる方へ、レコーディング方法を紹介していきます。
    他にも色々と方法はあるとは思いますが、ここではTatのレコーディング方法に絞って公開したいと思います。使用する機材については機材紹介のページをご覧ください。

  1. 楽譜を書く
  2. ドラムパターンを打ち込む
  3. ベースパートを録音する
  4. キーボードパートを録音する
  5. ギターパートを録音する
  6. ヴォーカルを録音する
  7. 音源をミックスする
  8. マスタリングする
  9. PCに転送し、MP3に変換
  10. できあがり!

1.楽譜を書く
楽譜をしっかり書いておくと録音がスムーズに出来ます。『POWER TAB Editor(フリーソフト)』を使用するとギターのTAB譜を簡単に作成できます。
バンドスコアはKAWAIの音楽作成ツール『スコアメーカー体験版(フリーソフト)』を使用しています。保存こそできませんが、音楽の知識が多少あれば簡単に曲を作成できるとても便利なソフトです。
今回はギター3本、ベース、ドラムを使った曲をサンプルとして曲を作ってみます。


2.ドラムパターンを打ち込む
MTRに内蔵されているリズム・ガイド機能を使い、楽譜に沿ってリズム・パターンを打ち込みます。
【ドラムパターンの再生】



3.ベースパートを録音する
ベースは持ってないので、エレキギターをエフェクトさせてベース音を再現しています。エフェクター(ベース・シミュレーターを使用)はMTRに内蔵されています。 ベース譜
※画像をクリックすると拡大表示されます

【ベースパートの再生】


4.キーボードを録音する
キーボードを録音します。今回はキーボードパートはありません。


5.ギターパートを録音する
ギターを録音します。今回は3本のギターパートを用意しました。 ギター譜
※画像をクリックすると拡大表示されます

【ギター1の再生】【ギター2の再生】【ギター3の再生】


6.ヴォーカルを録音する
ヴォーカルを録音します。今回はヴォーカルパートはありません。


7.音源をミックスする
それぞれの音源をミックスすることを"バウンス"と呼びます。
バウンスするためには、それぞれのパートがどの位置で演奏されているかをシミュレーションする必要があります。これによってサウンドが立体的に仕上がります。
これは、1.PAN(位置)の設定 2.音量の調節 3.エフェクトなどで実現されます。
これらを設定しないでバウンスした場合、【設定なしの音源】
今回は、ギター2・3(リード)がセンター、ギター1(バッキング)が左、ベースが右、ドラムが後ろ、というように設定してバウンスします。


(1).PAN(位置)の設定

音楽をステレオで聞く場合、右のスピーカーと左のスピーカーから出ている音は違いますよね?自宅録音の場合、個々の楽器の配置をシミュレートする必要があるのです。つまり、バンドの立ち位置を考えるものだと思ってください。

(2).音量の調節

PANの設定は、いわば“左右の調節”でした。今回は音量を調節し、前後の位置関係をシミュレートします。強調したいパートの音量は上げ、そうでないパートは少し音量を小さくするというものです。

(3).エフェクトの効果

今鳴っている音と同じ音をほんのわずか遅らせて再生させることで、まるでホールで演奏しているかのような音を再現することができます。これを“リヴァーブ”と呼びます。
これらの作業を経た音源はコチラです→【設定後の音源】
【設定なしの音源】
と比べてみると一目瞭然です。


8.マスタリングする
マスタリングとは、簡単に言うと音量の調節です。曲の中で最も大きな音がCDに収まるように全体の音量を調節する必要がありますよね?しかし、ただ音量を下げただけでは低音域が小さくなり、曲の雰囲気や迫力がそこなわれてしまいます。MTR内臓のマスタリング・ツールを使用することで、曲中の音量をそろえ、かつ低音域のバランスを整えることができるわけです。【マスタリング後の音源】


9.PCに転送し、MP3に変換
PCに転送します。このとき、音源はWAVEファイルとして出力されますが、ファイルサイズが大きすぎるので、MP3ファイルに圧縮します。変換するソフトはLAMEです。変換したら完成です!!


10.できあがり!
出来上がった曲はHPで公開する方法によってアップしています。


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